鳥が嬉しそうに水を浴びている姿をみていると、とても癒されます。そんな水浴びも、注意しないといけないことがあります。
そもそも水浴びは必要なのか?
意見が分かれるところではありますが、必ずしも必要というわけではないと思います。
水浴びが嫌いな子(例えば、砂漠に住む品種など)では本人が好きでなければさせなくても問題はないと思います。羽についた汚れや寄生虫などを落とす効果があると言われていますが、水にちょっと浸った程度では虫が落ちる効果はあまりないと思います。
本人が好んで水浴びをする場合は、ストレスの発散、生活する上での刺激になる事も多いのでさせてあげると良いと思います。
水浴びをさせるときの注意点は?
・発情に注意
水浴びは雨期を連想させます。特に砂漠地帯に住む鳥たちは雨期に発情をするため、発情を促進してしまう恐れがあります。発情しやすい子は少し控えた方が良いです。
・水温に注意
あったかい水で水浴びをすると、羽の脂が落ちてしまい羽の撥水性が落ちると言われています。
屋内で飼育していれば大丈夫と思われるかもしれませんが、撥水性が落ちるとなかなか体が乾かず、体調を崩す要因となる可能性があります。
・体調に注意
体調が悪い時は水浴びをさせるよりも病院へ行きましょう。体力を使い、病気をこじらせる可能性があります。
・投薬に注意
当院でお薬を処方されている場合、水に溶かすタイプのものは水浴び厳禁です。薬が効かなくなってしまうので注意してください。
どうやって水浴びをさせるの?
それぞれ好む水浴びの仕方があります。例えば元々水浴びを好む傾向がある文鳥だと、ケージの中にある飲み水で水浴びする子もいます。
他にも
・ウォーターバスをケージに付けて水浴びをする子
・水桶に水をためると、そこで水浴びをする子
・霧吹きが好きな子
・流しから流れる水が好きな子
など、鳥それぞれです。
実際にうちのセキセイが水浴びをしている所の写真をのせていますが、うちのセキセイは洗面所に水を貯めて、蛇口からちょろちょろ水を出しておくと大喜びで水浴びを始めます。
写真をご覧いただくとお分かりになると思いますが、とっても可愛いです。
注意点に気をつけながら水浴びにチャレンジしてみてください。